サウロに見る愛の力

聖書手繋ぎ お知らせ

2022年7月17日(日)礼拝(聖書箇所:使徒9:26-31)

聖書より:

シリアのダマスコにおいて、サウロはユダヤ人から命を狙われました。
しかし、弟子たちが犠牲を払って町から脱出させてくれたことにより、サウロはエルサレムに戻ることができました。
ところがエルサレムの弟子たちは、かつてのサウロの行ないの故に、誰も彼を信用しようとはしませんでした。

そんな折、バルナバという弟子が立ち上がり、証をもってサウロを弁護したのでした。
使徒4:36-37によれば、バルナバは経済的に困窮する仲間を助けるため、土地を売り、その代金のすべてを捧げるほど豊かな愛の持ち主でした。
彼の愛のある弁護によって信用を得たサウロは、大胆にキリストを語り出しました。
そしてついには、かつてステパノを石打ちにした、ギリシア語を使うユダヤ人たちにまでイエス・キリストを語ったのでした。
つまり彼らは、かつて一緒に弟子たちを迫害していた仲間から福音を聞くこととなったのです。

自己犠牲の愛には、福音に敵対し、神に背を向け続ける罪深い人たちにも、キリストの救いを届けようとする、神の憐れみが伴っているのです。

弟子たちの愛の働きによって、サウロの命と福音の働きは守られ、ついにキリストの救いは、イスラエル全土の多くの人々の間に広がっていったのです。

たとえ私が持っている物のすべてを分け与えても、たとえ私のからだを引き渡して誇ることになっても、愛がなければ、何の役にも立ちません。(Iコリント13:3)

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