復活の信仰に立つ

2021年4月4日(日)復活記念礼拝(聖書箇所:Iテサロニケ4:13-18)

聖書より:

紀元51年頃、テサロニケ教会は、激しい迫害の中でキリスト来臨が間近であると誤解し、さらにいま死んで世を去ってしまうと、キリストの携挙に与れなくなると思い込み、信仰の規範を見失い迷ってしまうなど、大変混乱していました。

実に、この世に生を受けた私たちは、不本意ですが必ず死んで世を去る日が来ます。
誰もそれを避けられません。
その厳しい現実は私たちの人生に大きく、また深く影響しているもので、救いの信仰をさえ迷わせてしまうほどです。

そこで神様は、パウロ、シラス、テモテの3人の伝道者を通して、教会に御言葉を下さいました。
それが新約聖書テサロニケ人への手紙第一です。

十字架の死から復活されたキリストは、天において私たちを迎え入れる準備をしておられ、やがて私たちを迎えるために戻ってこられます。
しかも、すでに世を去った仲間たちを伴って。
そう、イエス・キリストの復活に与る私たちは、たとえいま死別する悲しみをくぐったとしても、そこがゴールではないのです。
死別した仲間と再会できる、永遠の命の希望のうちにあるのです。

世にあって日々の労苦はたえませんが、復活の希望に立つことによって、お互いに励まし合いながら、確かな人生の道を歩むことができるのです。

私たちがキリストの死と同じようになって、
キリストと一つになっているなら、
キリストの復活とも同じようになるからです。(ローマ6:5)

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