モーセの母

母の日 礼拝

2024年5月12日(日)礼拝(聖書箇所:出エジプト2:1〜10)

聖書:
紀元前1600年頃、かつて大飢饉を逃れてエジプトに移り住んだイスラエル民族は、エジプトの奴隷民となっていました。
ファラオは、彼らの人口が増え続けていることを恐れ、生まれてくる男の子を殺すという無謀な政策を命じました。
モーセが生まれたのは、この頃のことです。

モーセの母親は彼を隠しながら養うも、ついに彼を手放さざるを得なくなりました。
そこでパピルスのカゴに防水処理を施し、ナイル川に流しました。
するとそこへ王女が水浴のためにやって来て、かごと幼子を見つけ、その子を養うことにしました。
さらに王女は、側にいたモーセの姉の進言を受け、子どもの実の母親を乳母として召し抱えたのでした。
こうして母親は、わが子を再び養うことを許されたのでした。
神様の導きは一人の母親の身にも注がれるのです。

やがて子どもが大きくなった頃、母親は子どもを王女の元に連れていきます。
我が子が奴隷民としてではなく、王家として将来を迎えることを望んだのでしょう。
世の母親の姿から、神様も私たちの将来のことを思っておられることを悟りましょう。
私たちに母を与え、命をお与えになった神様こそ、イエス・キリストの十字架をもって私たちを罪の奴隷から救い出し、ご自身の子となる将来を願っておられるのです。

しかし、この方を受け入れた人々、すなわち、その名を信じた人々には、神の子どもとなる特権をお与えになった。 (ヨハネ1:12)

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