人の知恵という偶像

アテネ お知らせ

2023年7月23日(日)礼拝(聖書箇所:使徒17: 16〜21)

聖書より:
紀元50年頃、第二次伝道旅行の道中にあったパウロは、テサロニケのユダヤ人たちの騒動を避けて、ベレアからアテネにやってきました。
パウロは、アテネの街に偶像がたくさんあることに憤り、会堂だけでなく広場に出かけ、そこに居合わせた人々にまで福音を語ったのです。
ところがエピクロス派とストア派の哲学者たちは、パウロが何を語っているのか理解できませんでした。

福音は神の知恵、哲学は人の知恵。
被造物の知恵が創造主を網羅することなどできるはずがありません。
アテネの人々にとって、人の知恵が人生や生活の拠り所となっており、それらが彼らの偶像だったのです。
そのために彼らは、パウロの語る神の御言葉を聞いても理解できないほど、その心と魂は命の神様から離れきっていたのです。

一方、憤りながらも果敢に福音を語るパウロを、異邦人宣教のためにお選びになったのは、復活のキリストです。
救い主なる神の御心は、アテネの人々を滅ぼすことではなく、救うことだったのです。
私たちこそ、何を拠り所としているのか自分を確かめ、積極的に神に信頼する信仰に励むことが大切です。

地の果てのすべての者よ。わたしを仰ぎ見て救われよ。わたしが神だ。ほかにはいない。(イザヤ45:22)

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