2023年1月15日(日)礼拝(聖書箇所:ホセア12:1〜6)
聖書より:
紀元前750年ごろ、神様は預言者ホセアを通して、御言葉をお語りになりました。
当時、北イスラエル王国は、そのさらに北に位置するアッシリア帝国が勢力を増して周辺諸国を飲み込んでいく様子に、危機感を覚えていました。
そこでアッシリア帝国と契約を結ぶことによって、国家の安全策を講じたのでした。
ところがその一方で、南に位置する大国、エジプトに油を送るなどして、後ろ盾となってもらおうと策を講じたのです。
つまり民たちは、アッシリア帝国の脅威に悩む中で、神様よりも自分の良いと思う策に身を任せてしまっていたのです。
しかしこのような行為は、アッシリア帝国から見れば同盟契約が虚偽だったことになります。
そこで神様はその危険な行為をやめさせようと御言葉をくださったのです。
しかし民たちはおそらく聞き入れなかったのでしょう、それからおよそ25年後、北イスラエル王国はアッシリア帝国によって滅ぼされてしまいました。
神様は南ユダ王国に向かって、神に立ち返り、神様に対する誠実と公正を守り、いかなることがあろうとも、絶えず神を待ち望むべきことを諭されたのでした。
「あなたは、あなたの神に立ち返り、誠実と公正を守り、絶えずあなたの神を待ち望め。」(ホセア12:6)
コメント