2022年7月3日(日)礼拝(聖書箇所:創世記19:15-26)
聖書より:
紀元前2000年頃、アブラハムと行動をともにしていた甥のロトは、アブラハムの元を離れ、家族とともにソドムの街に移り住みました。
ところがその街は大変な罪と堕落のゆえに、滅びの時が迫っていました。
神様は、御使いと御言葉をもって、ロトと妻、二人の娘を罪の裁きから救い出すことを御心とされました。
ところがロトは、住み慣れた場所を離れることをためらったのです。
御使いはロトと妻、二人の娘の手を取り、街の外に連れ出し、「いのちがけで逃げなさい。うしろを振り返ってはいけない。山に逃げなさい。」と命じました。
ここに救いを御心とされる神様の強い思い入れが窺えます。
一方ロトは、山まで逃げ切る自信がなかったため、近くの街に避難することを願い出ます。
そこで神様は彼の願いを聞き、その街だけは滅ぼさず、また、彼らがそこに避難するまで災いを待ってくださったのでした。
やがて災いが訪れた時、あろうことかロトの妻は後ろを振り返ってしまい、その身に災いを招いたのでした。
信仰とは、後ろのものを忘れ、ひたすら前にある希望と喜びを目指すものなのです。
神は彼らの目から涙をことごとくぬぐい取ってくださる。
もはや死はなく、悲しみも、叫び声も、苦しみもない。
以前のものが過ぎ去ったからである。(黙示録21:4)
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