不誠実な訴え

イタリア 礼拝

2024年3月17日(日)礼拝(聖書箇所:使徒24:1〜9)

聖書:
紀元57年頃、人々の誤解によって捕らえられたパウロに、ユダヤ人たちによる暗殺計画があることを知った千人隊長は、ものものしい警護をもってパウロを総督フェリクスのもとに移送しました。
それから5日後、大祭司アナニアは、数名の長老たちと弁護士テルティロとともにカイサリアに下ってきて、フェリクスの法廷でパウロを訴えたのでした。

その訴えは、パウロが諸地方にいるユダヤ人たちの間で騒動を引き起こしているというもの。
もしそれが事実であれば、ローマの治安と、占領国としての立憲に影響を与えます。
しかし、この訴えは、かつてアカイア地方でも起こされており、総督ガリオは、ユダヤ人たちの訴えを棄却しています。
しかも、テルティロが訴えているような騒動は起きていませんでした。
ここに弁護士テルティロとユダヤ人たちは、逆に偽証罪に問われる恐れがあります。

実に私利私欲と独善的な罪の心は、その人の心の目を盲目にし、自らを危険に陥れてしまうのです。
私たちも同じ罪人として、自分を吟味し、その心を整理し、悔い改めを持って信仰の矢筒を清めることが大切です。

罪の報酬は死です。しかし神の賜物は、私たちの主キリスト・イエスにある永遠のいのちです。(ローマ6:23)

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