2023年11月19日(日)礼拝(聖書箇所:使徒20: 28〜38)
聖書:
紀元57年頃、マケドニア、アカイア地方での活動を終えたパウロは、誘惑に流されないようエルサレムへの道のりを急ぎました。
小アジアのミレトスについたパウロは、エペソの長老たちを呼び寄せ、自分はもう二度と戻ってこないことと、自分が去った後、教会を荒らし離散させる「狼」が入り込むことを踏まえ、教会と各自の信仰を守るための重要な教えを告げました。
「狼」とは、キリストの弟子たちを自分のほうに引き込もうとする心と行動を象徴するもので、それは人の利己的で独善的な心から来る働きです。
その「狼」の働きは教会の外からに限らず、教会の中にいる者からも起こりうる悪い働きです。
そこで神様は教会をそのような「狼」の働きから守るため、聖霊によって長老たちを教会の監督としてお召しになったのです。
そして具体的な取り組みは、狼が自分のために何かを得ようとするのとは反対に、誰かのために与えることだとしてパウロは自身の仕事を模範として示したのです。
私たちの救い主も、私たちのために十字架にかかり、いのちさえお捧げになって救いの道をお開きになりました。
私たちも受けるよりも与えることをもって、教会と信仰を守ることが大切なのです。
人からしてもらいたいと望むとおりに、人にしなさい。(ルカ6:31)
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