疑いの罠

海の大波 お知らせ

2023年8月27日(日)礼拝(聖書箇所:使徒18:9〜17)

聖書より:
アテネで福音を語り終えたパウロは、アカイア地方のコリントにやってきました。
それはガリオがアカイア地方の総督だった紀元52年頃のことと思われます。
ある夜、主は幻を持ってパウロに、福音を語り続けること、主がともにおられること、彼に襲いかかり危害を加えるものはいないことを告げられたのです。
この御言葉を信じたパウロは、1年半にわたりコリントで福音を語り続けました。

ところが、福音に反対するユダヤ人たちが、パウロを捕らえ、地方総督ガリオの法廷に引き出したのです。
「誰も襲いかかって危害を加える者はいない」とおっしゃったはずが、そうではない現実がここに起きようとしているのです。
実に滅びゆくこの世界は、御言葉に信頼を寄せる私たちに、疑いの誘惑を仕掛けてキリストから引き離そうとします。

パウロが弁明しようとしたその時、ガリオはユダヤ教の律法に関する裁判をするつもりはない、と言い放ち、全員を法廷の外に追い出してしまったのです。
こうしてパウロ自身も思ってもみなかった形で、神の御言葉は実現したのです。
ともにおられるキリストに心を向け、信頼し続けることが大切です。

ただし、少しも疑わずに、信じて求めなさい。疑う人は、風に吹かれて揺れ動く、海の大波のようです。(ヤコブ1:6)

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