時を逃すな

十字架 礼拝

2024年4月14日(日)礼拝(聖書箇所:使徒24:17〜27)

聖書:
紀元56年頃、第三次伝道旅行からエルサレムに戻ったパウロは、アジアから来たユダヤ人たちの誤認によって捕らえられていました。
そしてローマ総督フェリクスの裁判を受けるためカイサリアに移送されて5日後、大祭司や長老たちが彼を告訴したことによって、フェリクスの法廷に立たされました。

そこでパウロは、大祭司たちの訴えが事実ではないことを詳細に証言しました。
その証言は、パウロが無実であることを明らかに示していました。
ところがフェリクスは、「最初に事件の捜査をした千人隊長リシアが下ってきたら判決を下すことにする」と言って、裁判を延期しました。
その間、パウロにはある程度の自由を与えて継続勾留したのです。
そして勾留中のパウロを呼び出し、ユダヤ人である妻とともに信仰について質問したのです。

こうしてフェリクスは夫婦ともに福音を聞き、救いを受ける機会を得たのですが、やがてくる裁きについて聞いたフェリクスは恐ろしくなり、福音に背を向けてしまったのです。
このように自ら救いの機会を逸したフェリクスは、2年間パウロを勾留し続け、金銭欲しさにパウロを呼び出し、幾度も話を聞きはするものの、救いを受けることはなかったのでした。
神様が召してくださるその時を逃してはいけないのです。

彼らはすぐに網を捨ててイエスに従った。(マタイ4:20)

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