恐れず祈れ

祈る男性 お知らせ

2022年11月6日(日)礼拝(聖書箇所:使徒12:13-25)

聖書より:

ヘロデ王によって処刑されるはずだったペテロは、御使いによって厳重な警備をすり抜け、深夜に教会に帰ってきました。
ペテロが門の外で戸をたたくと、ロデという召使いが対応しました。
しかし、彼女は喜びのあまり戸を開けもせずに、ペテロが戻ってきたことを仲間に知らせに行ってしまいました。

一方教会は、ペテロが戻ってきたという彼女の言葉を信用しませんでした。
どうやら彼らは祈ってはいたけれども、ペテロが戻ってくるとは信じていなかったようです。
彼らはヘロデ王が独善的で横暴であることを知っており、ヘロデ王によって使徒ヤコブがすでに殉教していたため、ペテロの無事を信じることができなかったのでしょう。

私たちもこの世の情勢や厳しい現状に、祈りはするけれども、希望を信じて目指す心が曇ってしまうことがあるものです。

やがてヘロデはツロとシドンとの交渉がうまくいき、彼らへの演説の途中で「神の声だ」との称賛を彼らから得ました。
そのとき神様は一匹の虫をもって彼を倒されたのでした。

いかに恐ろしい権力者でも、神様の御前においては、ちっぽけな罪人にすぎないのです。
祈る私たちの矛盾は、一匹の虫に倒されてしまうような者を恐れることが原因です。
私たちが不完全であっても、祈りに答えてくださる神様にこそ希望があるのです。

「しかし今は、罪から解放されて神の奴隷となり、聖潔に至る実を得ています。その行き着くところは永遠の命です。」(ローマ6:22)

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