アブラハムの苦悩

荒野 礼拝

2025年6月29日(日)礼拝(聖書:創世記21:8〜21)

聖書から:
紀元前2200年頃、アブラハムはマムレの樫の木のところから、ネゲブ地方のゲラルに移り住みました。
するとしばらくして、神様の御言葉が実現し、妻のサラがイサクを生みました。
やがてイサクが乳離れした頃、サラはハガルの子イシュマエルがイサクをからかっているのを見て、夫であるアブラハムに、ハガルとイシュマエルを家庭内から追放するよう求めたのです。
子どものいたずらとはいえ、イサクは神様との契約の継承者であり、それを損なわせるようなことになれば、イシュマエルは禍を招くでしょう。
さらに神様も、サラの言うことを聞き入れるようお命じになるのです。

イサクもイシュマエルも、アブラハムにとって大切な息子たちです。
その一人を家から追い出すことは容易なことではありません。
こうしてアブラハムは、神様の御言葉にすぐに従えない状況に陥ったのです。

するとそこに神様が語りかけ、イシュマエルの将来を約束してくださいました。
つまり、神様に委ねればよいのです。
こうしてアブラハムは御言葉によってハガルとイシュマエルを送り出すことができました。
神様もイシュマエルを顧みて、彼に確かな将来をお与えになりました。
従うことをためらうときも、御言葉に耳を傾けることが大切です。

あなたのみことばは 私の足のともしび
私の道の光です。(詩篇119:105)

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