2025年6月1日(日)礼拝(聖書:創世記20:8〜18)
聖書から:
紀元前2200年頃、アブラハムはネゲブ地方のゲラルに移住しました。
そのとき、保身のため妻サラのことを妹だと公言したところ、ゲラルの王アビメレクが、サラを自分の妻にしようと彼女を召し入れてしまったのです。
ところがその夜、神様がアビメレクに語りかけ、サラは夫を持つ身であり妻としてはならないことを伝えました。
そして、彼女をアブラハムに返すことをお命じになったのです。
そこで翌朝アビメレクは、アブラハムを呼び出し、彼に説明を求めました。
怒るアビメレクに対し、アブラハムは自分の心にゲラルの人々を恐れる思いがあったこと、サラは異母姉妹であって、それが妻となったこと、彼女にも妹であると公言させていたことを説明し、自分の弱さ愚かさを告白したのです。
アブラハムの告白を聞いたアビメレクは、サラを彼に返し、羊や牛、奴隷など、自分の財産の一部をアブラハムに与え、領地のどこにでも住むことを許可したのです。
またサラには、夫に銀千枚を与えることを約束し、彼女の将来を保証したのです。
アビメレクの怒りを沈めたのは、アブラハムの真実の告白でした。
私たちも神様に自分の罪や弱さ、愚かさを告白する信仰が大切です。
神の哀れみを得るからです。
もし私たちが自分の罪を告白するなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、私たちをすべての不義からきよめてくださいます。(Iヨハネ1:9)
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