2024年7月28日(日)礼拝(聖書箇所:使徒28:7〜11)
聖書から:
紀元59年頃、船でローマへ護送されていたパウロとその同行者たちは、嵐によって14日間も地中海上を漂流しました。
座礁によって船を失いつつも、船にいた全員がマルタ島に上陸し、難を逃れることができました。
一方、マルタ島の長官プブリウスをはじめとする島の住人たちは、遭難者たちに非常に親切で、歓迎ともてなしをもって世話をしてくれました。
なぜ島民たちはそのように親切だったのか。
それは、悪事に厄をもって報いる女神を恐れる宗教心が彼らのうちにあったからだと思われます。
悪事に傾かぬよう、徹底して善行に励んでいたのです。
パウロは、プブリウスの父の病を知り、祈りをもってその人を癒しました。
すると、多くの人々がパウロのもとに病人たちを連れてきました。
そして病人たちは癒されたのです。
それを見た人々は、パウロたちを深く尊敬するようになり、パウロたちが船出する時には必要なものを持ってきてくれたのです。
それは彼らの心が、女神への恐れから解放されたことを示しています。
パウロのように人々に寄り添い、祈る信仰をもって神の御業と恵みにあずかることが大切です。
まことに主は大いなる神。
すべての神々にまさって 大いなる王である。(詩篇95:3)
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