聖別して希望を見出せ

嵐の中の船 礼拝

2024年6月30日(日)礼拝(聖書箇所:使徒27:13〜26)

聖書から:
紀元59年頃、パウロは他の囚人たちとともに、百人隊長と兵士らによってローマに移送される航海上にいました。
冬を迎える時期ともあって、船は向かい風に悩まされ続けながら、ようやくクレタ島北岸の「良い港」に停泊することができました。
しかし、その港は冬を越すには不都合であったため、船長や船主たち、百人隊長と多くの乗船者たちは、危険を警告するパウロの意見を退けました。
そして穏やかな南風が吹いてきたことを機に、船を同じクレタ島西岸にある、フェニクスに向けて出港させたのです。
ところがその途中、天候が急変し、島の中央から激しく吹き下ろすユーラクロンという嵐が船を襲ったのです。

船員たちは小舟を引き上げ、船体を綱で巻いて補強しますが、自然の猛威はその手を緩めてはくれません。
ついに積荷や船具まで捨てて、船が流されるままにするより手立てはありませんでした。
人々は何日もの間漂流し、希望を失いかけた時、神様がパウロを通して語りかけ、誰一人命を落とすことなく、どこかの島に流れ着くという、希望をお与えになったのでした。
私たちは、過ちと悩みの中で自分を手放した時、神様からの希望を見出すのです。

ヨシュアは民に言った。「あなたがたは自らを聖別しなさい。明日、主があなたがたのただ中で不思議を行われるから。」(ヨシュア3:5)

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